こども×デザインの実践教室
室 諭志さん(MAY -デザインの教室- 代表)
2013年 空間演出デザイン学科 卒業
東京都、阿佐ヶ谷駅から賑やかな商店街を抜け、静かな住宅街の一角にある小さなデザイン教室。ここでは様々な年齢のこどもたちがデザインについて考え、学んでいる。
空間演出デザイン学科のゼミで、デザインは机上だけで考えるものではなく、リサーチやフィールドワーク(=現地調査活動)を通して、社会とデザインの関わりを問い、実践することを学んだ室さん。卒業後は地元兵庫県の公立中学校で美術科の常勤講師として勤務したのち、より幅広い視点でのデザインを子どもと学ぶために「MAY -デザインの教室-」を立ち上げました。
「別にクリエイターを育てたい訳じゃないんです」そう語る室さんは、デザインの授業で得られる経験は、将来こどもたちがどんな仕事に就いても人生の支えになるという。「こどもたちは大人が思っている以上に自分たちで考える力があります。だからあえて手助けせず、自ら答えを導きだすことを見守ることもあります。逆に、僕が子どもたちから気付かされることもたくさんあります」こどもたちが本来持つ、豊かな想像力と創造力の芽を育ててあげること。そこに今の世の中を過ごしやすく、楽しくするヒントが隠されているのだと思います。
text:曽田源/photo:CHIMASKI/September, 2016
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真っ黒な背景と真っ黒の服。今日は、身体の動きを見る授業です。
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動いている姿を動画で撮影しています。
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撮影した動画を一緒に確認。どんな風に身体は動いているのでしょう。
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白い紙に向かって、動きの軌跡を描く。なんの動きを描いているのでしょう。
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動きの軌跡を描いた紙の前で室さんと生徒さん。
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壁には、室さんが選んだ本が置かれています。たまに入れ替えているらしいです。
MAY -デザインの教室-
〒167-0032 東京都杉並区天沼1-37-11 1F
TEL 03-6383-5733
E-mail
※教室についてのご質問は上記の連絡先にお問い合わせください。
http://maybe-s.jp/
室 諭志(むろ さとし)
2013年、京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒業後、地元兵庫県の公立中学校にて美術科の常勤講師として勤務ののち、上京。2015年に独立し、「MAY -デザインの教室-」を設立。教室で授業を行うほか、出張でのワークショップも行う。
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