全国各地で多くの方にお会いすると、「私がよく行くお店の店主は、京都造形芸大の卒業生と言っていました」「私の使っているこの商品、貴学の卒業生の方の作品です」とご紹介いただくことが多々あります。私たちが知っているお店もあれば、「えっ!?そんなところで」と思わぬ出会いに嬉しくなることもあります。

この度の「開学40周年事業」の目的は、卒業生の皆さんの活動を可視化することにより、新たなつながりを創出することです。そこで全国各地で活動されている卒業生の取り組みをお伝えしたいと考えて生まれたのが、この「卒業生のいるお店」のWEBサイトです。

お届けしたいものは商品自体の魅力はもちろんですが、その卒業生の方の想いや考え、出会いなどの物語です。「いいな」と思われたら是非そのお店に行ったり、コンタクトをとってみてください。そこから新たな「つながり」が生まれることを期待しています。

京都造形芸術大学 事務局長 吉田大作

卒業生の情報を教えてください。

「卒業生のいるお店」では、これからも京都造形芸術大学・京都芸術短期大学 卒業生の活動を随時発信していきます。自薦・他薦問いません。

■メールのタイトル
「卒業生のいるお店の紹介」と記載

■本文
・紹介したい卒業生のお名前、活動内容、活動場所、連絡先(電話やメール等)
・紹介者(メール送付者)のお名前、連絡先

兵庫県

仲間とつくる「米粉の生パスタ」

小川陽平さん(農業生産法人 小川農園株式会社専務取締役・農村デザイナー)
2004年 環境デザイン学科卒業 2006年 大学院芸術表現専攻(修士課程)修了

砂原勇紀さん(農業生産法人 小川農園株式会社 企画・パスタ工房責任者)
2006年 環境デザイン学科 卒業

一口食べるともちっとしていて、甘みが広がる「米粉のパスタ」。多くの人との出会いの中で作られたこのパスタは瞬く間に、愛される料理となりました。
小川さんの奥様はイタリア出身。2人が出会い、日本とイタリアのコラボレーションによって、このパスタが誕生しました。そして、お店の工房でパスタを製造する砂原さん。大学時代の先輩でもある小川さんとともにパスタを日々研究します。
ここに至るまでに、沢山の経験を積んできた小川さんと砂原さん。イタリアのオリーブ園の農夫が誇りをもって仕事をしている姿から農業の素晴らしさを学びました。思い描く理想と自然がもたらす現実のギャップに悩んだこともありました。その時の思いや、多くの人との“出会い”が二人を動かしてきたのです。
これまで支えてくれた人たちに、そして、これから出う人たちのために、感謝の想いを込めて、今日も姫路から新感覚の“米粉のパスタ”をお届けします。

text:木村郁花/photo:CHIMASKI/August, 2016

  • お店の隣には、小川農園の田んぼが広がります。
    Pasta sorisso のパスタに使用する米粉の原料は、小川さんたちが自分たちで育てられています。

  • 開放的な空間に、時間も忘れてしましそう。

  • パスタ工房での砂原さん。小川さんと砂原さんは、大学の和太鼓サークルで出会いました。

  • イタリア・ミラノの職人がパーツから手作りしたこの機械。
    sorisso のためだけに作られた特注品です。

  • 人気メニュー。「ほうれん草とリコッタチーズのラビオリ」
    お店ではトスカーナの家庭の味を楽しめます。シンプルな味付けだけと、風味豊か。

  • もう一つの人気メニュー。ミートソースパスタ。

  • 「毎日、学園祭感覚です(笑)」と話す小川さん。
    取材日も、小川さんの誕生日前日ということで、全員からサプライズがありました。

お店について

Pasta sorisso(パスタ ソリーゾ)

所在地 兵庫県姫路市山田町南山田105-3
TEL 079-263-3755 / FAX 079-263-3756
営業時間 ランチ 11:00~15:00 喫茶 15:00〜16:00
定休日 火曜
※農家のため、農業繁忙期によって変動いたします。詳しくはお問い合わせください。
http://p-sorriso.com/

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卒業生の紹介

小川 陽平(おがわ ようへい)

1982年、兵庫県生まれ。農業生産法人「小川農園株式会社」専務取締役。農村デザイナー。京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修了。6年間京都で景観・観光まちづくりをテーマに地域デザインを学ぶ。その後、一般企業にてイベントの企画を行う。結婚を期にイタリアフレンツェに移住、日本文化を広めるイベントを行う傍ら、日伊貿易のサポートを行う会社を設立。日本に帰国後、地元姫路のまちづくりに携わる。その後、専業農家となり「農業をデザインする」をテーマにパスタソリーゾを設立。自社栽培の米を生パスタに加工した6次産業化に成功。

砂原 勇紀(すなはら ゆうき)

1985年、大阪生まれ。農業生産法人「小川農園株式会社」企画・パスタ工房責任者。京都造形芸術大学環境デザイン学科卒業。大学では4年間地域デザインを学ぶ。一般企業に就職後、小川農園株式会社に就職。米が本来持つ可能性を研究しながら、日本中が憧れる農村を実現するために、農村の産物を活かしたモノ作りやデザイン・企画などに関わる。

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