芸術と向き合うように、カレーをつくる
今中 久美子さん(森林食堂 店主)
2005年 情報デザイン学科 卒業
今中さんが「森林食堂」としてカレーをつくるようになったのは、自身が出演する音楽イベントで、自作のカレーを振る舞ったことがきっかけだったそう。食べた人に喜んでもらえるのがうれしくて、会社勤めをしながら週末だけの「出張カレー屋」を約4年間続けました。その後30代を前に会社を退職。二条城にほど近い住宅街のなかにお店をオープンさせました。
「芸術家がストイックにものづくりをするように、カレーをつくりたい」卒業制作では人体と食べ物をテーマとした作品を制作するなど、芸術とカレーづくりは、今中さんのなかで決して別々のものではなかったといいます。これまでにスパイスを使った染織作品の制作など、「カレー屋として」芸術表現にも向き合ってきました。
「来てくれてありがとう、会えてうれしかったよ」お客さんが帰るときは、店先に出て見送ります。ひまわりみたいな笑顔とやわらかい関西弁も印象的です。行列に並んでもまた来たいなと思うのは、まじめなカレー作りと、だれからも愛される明るい人柄があってこそなのです。
text:鈴木さや香/photo:CHIMASKI/August, 2016
人気の長期成熟鶏チキンカレーとキーマほうれん草カレーのあいがけ。
スパイスやハーブがじんわりおいしい。お米は奈良のご実家で作ってもらっているそう。店内には様々な作家の作品が並ぶ。ものづくりをする人を支える存在になりたいといいます。
店舗2 階にはサボテンなどの観葉植物を扱う「ハッパナーセリー」も併設。
学生時代にはシャボテン同好会に入っていたそうです。
森林食堂
〒606-8417 京都市中京区西ノ京内畑町24−4
TEL 075-202-6665
営業時間 11:30~22:00
定休日 不定休(HPを確認してご来店ください)
http://shinrin-syokudo.com/
今中 久美子(いまなか くみこ)
1981年、奈良県生まれ。森林食堂店主。京都造形芸術大学情報デザイン学科卒業。京都市立芸術大学大学院修了。大学院では油画を専攻。自身も出演する音楽イベントでカレーをつくり提供したことがきっかけで、夫妻でカレーを極めることになる(カレーは夫・成徳さんの大好物)。企業に勤めながらケータリングのみの出張カレー屋を続け、2012年ついに店舗化。連日行列ができる人気ぶり。
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