全国各地で多くの方にお会いすると、「私がよく行くお店の店主は、京都造形芸大の卒業生と言っていました」「私の使っているこの商品、貴学の卒業生の方の作品です」とご紹介いただくことが多々あります。私たちが知っているお店もあれば、「えっ!?そんなところで」と思わぬ出会いに嬉しくなることもあります。

この度の「開学40周年事業」の目的は、卒業生の皆さんの活動を可視化することにより、新たなつながりを創出することです。そこで全国各地で活動されている卒業生の取り組みをお伝えしたいと考えて生まれたのが、この「卒業生のいるお店」のWEBサイトです。

お届けしたいものは商品自体の魅力はもちろんですが、その卒業生の方の想いや考え、出会いなどの物語です。「いいな」と思われたら是非そのお店に行ったり、コンタクトをとってみてください。そこから新たな「つながり」が生まれることを期待しています。

京都造形芸術大学 事務局長 吉田大作

卒業生の情報を教えてください。

「卒業生のいるお店」では、これからも京都造形芸術大学・京都芸術短期大学 卒業生の活動を随時発信していきます。自薦・他薦問いません。

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「卒業生のいるお店の紹介」と記載

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・紹介したい卒業生のお名前、活動内容、活動場所、連絡先(電話やメール等)
・紹介者(メール送付者)のお名前、連絡先

京都府

芸術と向き合うように、カレーをつくる

今中 久美子さん(森林食堂 店主)
2005年 情報デザイン学科 卒業

今中さんが「森林食堂」としてカレーをつくるようになったのは、自身が出演する音楽イベントで、自作のカレーを振る舞ったことがきっかけだったそう。食べた人に喜んでもらえるのがうれしくて、会社勤めをしながら週末だけの「出張カレー屋」を約4年間続けました。その後30代を前に会社を退職。二条城にほど近い住宅街のなかにお店をオープンさせました。
「芸術家がストイックにものづくりをするように、カレーをつくりたい」卒業制作では人体と食べ物をテーマとした作品を制作するなど、芸術とカレーづくりは、今中さんのなかで決して別々のものではなかったといいます。これまでにスパイスを使った染織作品の制作など、「カレー屋として」芸術表現にも向き合ってきました。
「来てくれてありがとう、会えてうれしかったよ」お客さんが帰るときは、店先に出て見送ります。ひまわりみたいな笑顔とやわらかい関西弁も印象的です。行列に並んでもまた来たいなと思うのは、まじめなカレー作りと、だれからも愛される明るい人柄があってこそなのです。

text:鈴木さや香/photo:CHIMASKI/August, 2016

  • 人気の長期成熟鶏チキンカレーとキーマほうれん草カレーのあいがけ。
    スパイスやハーブがじんわりおいしい。お米は奈良のご実家で作ってもらっているそう。

  • 店内には様々な作家の作品が並ぶ。ものづくりをする人を支える存在になりたいといいます。

  • 店舗2 階にはサボテンなどの観葉植物を扱う「ハッパナーセリー」も併設。
    学生時代にはシャボテン同好会に入っていたそうです。

お店について

森林食堂

〒606-8417 京都市中京区西ノ京内畑町24−4
TEL 075-202-6665
営業時間 11:30~22:00
定休日 不定休(HPを確認してご来店ください)

http://shinrin-syokudo.com/

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卒業生の紹介

今中 久美子(いまなか くみこ)

1981年、奈良県生まれ。森林食堂店主。京都造形芸術大学情報デザイン学科卒業。京都市立芸術大学大学院修了。大学院では油画を専攻。自身も出演する音楽イベントでカレーをつくり提供したことがきっかけで、夫妻でカレーを極めることになる(カレーは夫・成徳さんの大好物)。企業に勤めながらケータリングのみの出張カレー屋を続け、2012年ついに店舗化。連日行列ができる人気ぶり。

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