全国各地で多くの方にお会いすると、「私がよく行くお店の店主は、京都造形芸大の卒業生と言っていました」「私の使っているこの商品、貴学の卒業生の方の作品です」とご紹介いただくことが多々あります。私たちが知っているお店もあれば、「えっ!?そんなところで」と思わぬ出会いに嬉しくなることもあります。

この度の「開学40周年事業」の目的は、卒業生の皆さんの活動を可視化することにより、新たなつながりを創出することです。そこで全国各地で活動されている卒業生の取り組みをお伝えしたいと考えて生まれたのが、この「卒業生のいるお店」のWEBサイトです。

お届けしたいものは商品自体の魅力はもちろんですが、その卒業生の方の想いや考え、出会いなどの物語です。「いいな」と思われたら是非そのお店に行ったり、コンタクトをとってみてください。そこから新たな「つながり」が生まれることを期待しています。

京都造形芸術大学 事務局長 吉田大作

卒業生の情報を教えてください。

「卒業生のいるお店」では、これからも京都造形芸術大学・京都芸術短期大学 卒業生の活動を随時発信していきます。自薦・他薦問いません。

■メールのタイトル
「卒業生のいるお店の紹介」と記載

■本文
・紹介したい卒業生のお名前、活動内容、活動場所、連絡先(電話やメール等)
・紹介者(メール送付者)のお名前、連絡先

京都府

お客さんとの関係を大切にする、
育てるかばん

野村 春花さん(haru nomura代表)
2013年 美術工芸学科 卒業

柿渋や柘榴(ざくろ)、茜などの植物染料を使った草木染めのかばんブランド「haru nomura」。化学染料を使わずに時間と手間をかけて、ひとつひとつ自然のちからで染められた丈夫なかばんは男女問わず、さまざまな年齢の人々に愛されています。
「植物染料は同じ条件でも、その日の気候や湿度、煮出しの時の火の入れ方、その日のわたしの気持ちによっても色が変わるんです」そう語る野村さんは、ひとつひとつの偶然が面白く、どんな染め上がりの色も愛おしいという。
そして、ただ単にものをつくって売るのではなく、お客さんを“里親”と呼んで、かばんの修繕などを継続的に行っていることも「haru nomura」というブランドの独自性につながっている。「たくさんのものが溢れる時代だからこそ、時間と想いを込めて作品を届けたい」長く使うほど持ち主の暮らしに寄り添ったかばんへと育っていく。世界に一つだけの手仕事のかばんです。

text:曽田源/photo:CHIMASKI/June, 2016

  • 染料となる、ざくろの皮を煮出しているところ。
    煮出して漉すという作業を3回ほど繰り返し“植物のスープ” をつくる。
    植物によって香りが違い、料理みたいに感じるときがあるそうです。

  • 漉した“ざくろのスープ” に布をつけて煮ているところ。黄色に染まります。

  • 違う植物で染めた布をコラージュするために縫い合わせます。

  • 写真は『haru nomura 定番トート M』

お店について

haru nomura

E-Mail 
http://haruka-nomura.info/
商品や購入についてのお問い合わせは上記のメールアドレスにお問い合わせください。

卒業生の紹介

野村 春花(のむら はるか)

1990年長野県生まれ。2013年京都造形芸術大学美術工芸学科染織テキスタイルコース卒業。同大学院芸術表現専攻(修士課程)修了 芸術専攻(博士課程)在籍中
大学院在学中に草木染めかばんのブランド<haru nomura>を立ち上げる。「布を育てる」をコンセプトに作品を制作発表している。

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