全国各地で多くの方にお会いすると、「私がよく行くお店の店主は、京都造形芸大の卒業生と言っていました」「私の使っているこの商品、貴学の卒業生の方の作品です」とご紹介いただくことが多々あります。私たちが知っているお店もあれば、「えっ!?そんなところで」と思わぬ出会いに嬉しくなることもあります。

この度の「開学40周年事業」の目的は、卒業生の皆さんの活動を可視化することにより、新たなつながりを創出することです。そこで全国各地で活動されている卒業生の取り組みをお伝えしたいと考えて生まれたのが、この「卒業生のいるお店」のWEBサイトです。

お届けしたいものは商品自体の魅力はもちろんですが、その卒業生の方の想いや考え、出会いなどの物語です。「いいな」と思われたら是非そのお店に行ったり、コンタクトをとってみてください。そこから新たな「つながり」が生まれることを期待しています。

京都造形芸術大学 事務局長 吉田大作

卒業生の情報を教えてください。

「卒業生のいるお店」では、これからも京都造形芸術大学・京都芸術短期大学 卒業生の活動を随時発信していきます。自薦・他薦問いません。

■メールのタイトル
「卒業生のいるお店の紹介」と記載

■本文
・紹介したい卒業生のお名前、活動内容、活動場所、連絡先(電話やメール等)
・紹介者(メール送付者)のお名前、連絡先

大阪府

生活にユーモアをプラスする
家具づくり

永田 幹さん(iei studio代表)
2008年 空間演出デザイン学科 卒業

永田さんは在学時から家具製作を始めました。卒業後、家具職人である叔父さんのもとで経験を積み、大阪府門真市で「iei studio」を設立。今ではオーダー家具、木工雑貨、店舗用什器などのデザイン・製造・納品までを手がけます。
「家の中の生活に、ユーモアをとり入れたい」これまでに、天板にオセロ盤をはめ込んだダイニングテーブルや、革張りに見える木製クッションスツールなどを製作。生活にあそびごころをプラスする家具を提案してきました。家を単なる生活の場以上の、人が集まるオープンな場所にする。わくわくしたり、会話のきっかけになるような家具を作ることで、そんな暮らしを提案できないか。これが永田さんの、ものづくりに対する志です。
もちろん使いやすさなど、暮らす人の日常に寄りそうことにもこだわります。オーダーメイドの家具製作では、実際にお客さんのお宅まで出向き、その人の好みや暮らし方を探りながら試作を重ねていきます。
「自分でデザインも製造もする、クラフトマンとしてやっていきたい」斬新なアイデアと、誠実なものづくり。こんな家具があったら、日常はもっと楽しくなる。

text:鈴木さや香/photo:CHIMASKI/August, 2016

  • ピアノメーカー、Steinway & Sons のショールーム用に注文を受けデザイン・製作されたスツール。
    近くに寄って初めて、木でできていることに気づきます。

  • 学校やオフィスで使われるパイプ椅子をリメイク。
    ファブリックと細部に木材を使用し、家の中に置いてもなじむデザインに。

  • スタッキングできる木製スツール。引き出しの中にはA4 の書類が入ります。
    一つでも、複数重ねても、お部屋になじむ機能的デザインです。

  • 自宅兼ショールームのために依頼を受けデザイン・製作されたテーブル。
    脚と中棚はアイアン(鉄)に白の焼き付け塗装。さらに中棚にはラタン編みが施されています。

お店について

iei studio

〒571-0029 大阪府門真市打越町5-20
TEL 072-888-2961
定休日 日曜

http://ieeei.jp/

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卒業生の紹介

永田 幹(ながた かん)

1986年、岡山県生まれ。iei studioデザイン・製作。京都造形芸術大学空間演出デザイン学科卒業。2年次の授業で木をつかい家具を作ったことをきっかけに、叔父の営むオーダー家具工房ZOOに弟子入り。2013年独立し、iei studioを設立。有名ブランドとのコラボレーションや雑誌・メディアでの紹介など、注目を集めている。

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